HPのリニューアルにともない、小国和紙生産組合の日常を発信するブログをはじめました。
和紙ができるまでの過程や、小国和紙が取り組んでいることなど、みなさんにもっと和紙を身近に感じていただけるような私たちの日常の発信をしていきたいと思っています。
そもそも和紙ってどんな紙?
日本古来の和紙というのは、ミツマタ・コウゾ・ガンピなどの靭皮(じんぴ)繊維を原料として、手漉きでつくる紙のことです。
ですが、昨今流通している和紙として販売されている商品のほとんどは「パルプ・マニラ麻などを混ぜ、手漉きではなく機械で生産されている紙」。
定義が難しい和紙ですが、靭皮繊維を100%原料として、手漉きで生産している日本古来の和紙というのは、和紙として流通している中の数パーセントしかないという、極めて貴重な紙です。
和紙のもう一つの特徴として、繊維の長さがあります。
靭皮繊維として用いられる原料は、洋紙の原料よりも繊維が長く、それを丁寧にゆすり、繊維同士の絡みを強くすることで、薄くても丈夫な紙ができあがります。
繊維を絡ませることで生まれる隙間が、墨のノリや、空気排出の役目などを果たしています。
300年以上の歴史を受け継ぎ、次世代に残る和紙づくりを。
小国和紙で生産している”小国紙”という紙は、無形文化財にも登録されている貴重な紙です。
300年以上の時を超え、今もなお雪国新潟の土地柄を活かした伝統製法で長年和紙づくりを行っています。
私たちが目指すのは、「次世代に残る和紙づくり」。
伝統を大事にしながら、新たな和紙の活用方法を試行錯誤し、次世代に残る和紙づくりをこれからも挑戦していきます。
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